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2011/09/28

国鉄貨車:カトーのワム90000キット組立

Construction of Kato's HO scale 4-wheel boxcars, WAMU-90000 of Japan National Railway

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 Brass_solderさんのブログで、2軸車のバネ可動化を試みられた中に、カトー製品を分解した話が出てきました。

 商品説明には「脱線防止対策機構付き」などと大層な謳い文句が掲げられていて、どんなものかという興味が湧いてきました。模型店でワム90000を見つけたので、買ってきました。2両で3千円ちょっとと、大きさを考えればアメリカ型と似たり寄ったりです。【画像はクリックで拡大します】

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2011/09/22

日本を走ったサーカス・トレイン

How to transport circuses by railroad in Japan. A record of loading German Carl Hagenbeck Circus caravan to freight cars in 1933

 我々の趣味で“サーカス”といえば、ウォルサーズのカタログにもカテゴリーがあるとおり、欧米では人気のある分野といえます。
 ただし日本ではイマイチで、列車モデルの輸入品が僅かに出回っているのみです。かつては木下サーカスやキグレサーカスが隆盛を極め、また鉄道で移動していたはずなのに、モデル化に役立つ資料は皆無といって過言ではありません。

Hagenbeck Circus

 それが何と、サーカスを運んだ貨車の記録を発見してしまいました。
 昭和8年、1933年に来日した、ドイツのカール・ハーゲンベック・サーカスです。【画像はクリックで拡大します】

独逸ハーゲンベック猛獣大サーカス

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2011/09/20

バックウッズ社製キットを利用したOn30蒸機

Mr. Masaru Yamada's On30 locomotives, upgraded from Bachmann's products with Backwoods Miniatures' parts

Shay2

 淀の片岡利弘さんと、河内長野の堀越善孝さんが、尼崎の山田勝さんのところへコレクションを見せてもらいに行くというので、混ぜていただきました。
 以前、スイス型のメーターゲージを一緒にやっていた縁です。【画像はクリックで拡大します】

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2011/09/16

京阪びわこ号の連接構造は(1)

The articurated constraction of the Keihan's Biwako trains, and other articurated cars around the world

京阪びわこ号

 前回は、びわこ号が連接車となった理由の推理でした。
 じゃあ、その構造はどうなっているか、とモデラーなら疑問になりますよね。

 そう、さすがは我々の先輩で、ちゃんと探究しておられるのです。
 60年も前の鉄道模型趣味誌1951年7月号、「電車巡り第12回 京阪電鉄」に言及がありました。上の写真は、ツバメ模型店写真部、植田正博撮影、御陵(みささぎ)駅にて、となっています。【画像はクリックで拡大します】

京阪びわこ号の連接構造

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2011/09/14

京阪びわこ号が連接車となった理由

Why the Keihan's Biwako trains equipped articurated truck?

 先日、模型店巡りをしていたら、貼ってあったポスターに「京阪びわこ号製品化決定」とありました。
 私の連想は、「ストックしているモデル8のキットをどうする?」といったところですが、世の中一般には大歓迎でしょう。

 現役時代に、広報担当者から「どうして連接構造を採用したのか」と質問されたことを思い出しました。【画像はクリックで拡大します】

Bn_biwakogo

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2011/09/06

ホエールベリィ・タンクカーはグラマラス

Two O gauge models of 33K-gallon LPG tank cars, manufactured by Atlas O and MTH Trains.

Whalebelly Tank Car

 既に1両を持っているのだから止めておこう、と最初は思いました。
 しかし、安価さはもちろんのこと、そのグラマーな誘惑に負けて、クリックボタンを押してしまったんですね。

 連結面間が68フィート(21m)、容積は33,000ガロンもある巨大タンク車です。積荷は比重の軽いLPガス、もちろん圧力の掛かった液体の状態です。我が国では「異径胴タンク車」と呼びます。【画像はクリックで拡大します】

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2011/09/05

カナダの電車博物館◆高田寛氏のお便り

Mr. Hiroshi Takada's visits to Halton County Radial Railway Museum, operated by the Ontario Electric Railway Historical Association, Canada

London & Port Stanley Railway 8

 引き続いて届いた高田寛氏のお便りをご披露しましょう。こんどは、同じオンタリオ州でもロックウッドRockwoodにあるというハルトン郡ラジアル鉄道博物館です。【画像はクリックで拡大します】

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2011/09/01

国鉄貨車テキ1の39年目のフィニッシュ

Finishing a steel boxcar model, the class of JNR TEKI-1, constructed with styrene plastic sheets, started in 1972

テキ1

 吉岡心平さんの「貨車ホームページ」を楽しんでいたら、“身に覚えのある”貨車を発見しました。テキ1というボギー式鉄製有蓋車です。

 実はこのモデルを39年前に手掛けていて、箱状に組んだ状態で止まっていたのです。ここの実物写真のレタリングが結構、よい雰囲気を醸し出していますので、この際ですから完成させることとしました。【画像はクリックで拡大します】

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