モデルカーのクリエーターたち
A visit to an exhibition of model cars scratchbuilt by craftsmen
大阪のINAXギャラリーで開催されていた「凝縮の美学 名車模型のモデラーたち 展」に行ってきました。
掲示板の方に早くからご案内いただいたものの、閉幕間際となってしまいました。
会場入り口に「撮影可能」とあったので、厚かましくもバチバチ撮ってきました。【画像はクリックで拡大します】
酒井文雄 SAKAI, Fumio
Jaguar D Type Short Nose undecorated, 1/12
Jaguar D Type Short Nose 1954, 1/12
Porshe 356A Speedster 1955, 1/12
高梨廣孝 TAKANASHI, Hirotaka
斎藤勉 SAITO, Tsutomu
Ferrari 512S Modulo 1970, 1/24
山田健二YAMADA, Kenji
水野秀夫 MIZUNO, Hideo
濱上晴市 HAMAGAMI, Seiichi
Gerald A. WINGROVE, England
Hispano Suiza H6C.8L 1924, Nieuport Tulip Type Wooden Body, 1/15
Alistair BROOKMAN, Australia
Ferrari F-500 F2 1952-53, 1/12
カメラは手振れ防止機能付きのデジタルカメラといえども、薄暗い会場内のガラス越しで、かつ私の腕ですから、この程度です。照明はLEDだと思います。
パネル展示も多く、作者自身のテキストは読み応えがあります。
皆さんに共通している点は、実車の徹底的な取材と資料集めです。それがあるからこそ、構造を知り、機能を理解して、リアリティのある造形ができるのでしょう。
それに数百、数千の部品を数か月間作り続ける精神力も同じです。
このとき、ぱっと、目の前が開けました。
同じ人間なのに、彼らと私が、どうしてこうも異なるのかを、理解できた感じがしたのです。
ここですよね。
前段階の実物調査は置いておいて、問題は私のモデルが完成しない点です。
D51の除煙板をハンダ付け出来ない、とか、クモニ81の塗装に失敗した、として、投げ出して別のモデルに取り掛かる。
また、パーツが一つできると、あと数十個を作らなければならないのに、飽きてしまう。
仕事なら、目の前の懸案はその場で解決しなければならないので、ベストでなくてもベターで突き進むけれど、モデルは締め切りが無いので、最適解が見つかるまで除けておく。
完璧主義者といえば聞こえが良いけれど、要は、壁にブツかったら逃げていただけじゃないですか。
さあ、心を入れ換えて、私も仕掛品の山に‥‥(笑)
大阪の展覧会は明日、17日(木)までですが、引き続き名古屋で開催される予定です。
会場では、展示に関する案内書が販売されています。また、「工作の時代 『子供の科学』で大人になった」という本もありました。
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