Oゲージのベルト駆動JR東E231系10連
Smooth running of belt-drive cars in O scale
神戸市立青少年科学館で2月11、12日に開催された「第16回 鉄道模型とあそうぼう」にJORC関西も出展ということで、お手伝いに行ってきました。
東京から駆け付けた楠居利彦氏の巧みなナレーションと相まって、観客はユッタリと走行するOゲージ・モデルに釘付けといった風でした。
中でも異彩を放っていたのが、関西では見慣れないJR東日本のE231系10連です。見るからに手作りではあるものの、走りは快調そのもの。ベルト駆動だとお聞きしてビックリです。【画像はクリックで拡大します】
鎮目泰昌氏に拠れば、伊藤慶さんという方が6年前の高校1年生のときに、最初のOゲージとして自作したものとのこと。
実物どおりの4M6Tで、各M車は4軸駆動。モーターとベルト、プーリーなどはジャンク屋で安く入手。最初はOJゲージとしていたが、途中でOゲージに改軌。台車枠はウレタンモールドで量産。
枕梁は逆U字形で、これにモーターを抱かせ、車体の床下上面からネジでセンターピンよろしく固定。
連結器は、カツミのHOゲージ用エース・カプラー。これは目からウロコです。
屋根上面のコルゲートは、薄紙の裏から鉄筆で筋を付けて表現。グリーンカー・マークは1/80用を拡大コピー。
正面窓が大きいので、ビデオ・カメラを搭載。電池は単三を床下に搭載。
また、ベルト駆動つながりで、鎮目氏が持参されていた中国国鉄のディーゼル機を詳しく拝見しました。北京の鉄道博物館で売っていたディスプレーモデルを動力化したものだそうです。
ユニバーサルジョイントから、クラウンギア1段で3軸台車の中央軸に、さらにベルトで第1、第3軸に伝導という構造です。
車体に若干の乱れはあるものの、屋根上のディテールは凝っていますし、ペイントもレタリングもまずまずです。特に正面の記章が如何にも中国的な雰囲気を出しています。
東風何とかという形式名に明るいと、もう少しコメントを付けられるのですが‥‥。
ベルト駆動といえば、以前に同氏のニューヨーク地下鉄を紹介したことがありました。
皆さんの作品を拝見していると、そのときは「自分も!」と奮い立つのですがね。
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