大阪千林の模型センターきりんがTVに
足立繫和さんという、現在とれいん誌で連載中の「おとなの工作談義」をまとめておられる方からご教示いただきました。
ビデオに録画しておいたものを皆さんにお見せしようと思ったのですけれど、情けないことに、当方のパソコンはこの画像を取り込める仕組みにはなっていません。苦肉の策で、テレビの画面をカメラで撮影しています。
この番組は、ジャルジャルという漫才コンビが芸人仲間からグルメ情報を携帯電話の留守電という形で受けて、それをヒントに辿り付くという趣向です。
で、今回は南海キャンディーズの山里亮太が紹介する焼き肉店へ、笑い飯というコンビが加わって地下鉄谷町線大宮千林駅から向かうという設定です。
手掛かりのうち、「パンタグラフを売る店」が"きりん"だったのです。
まず、「プラモデル 鉄道模型」という看板を発見するところです。
最初にパンタグラフを探します。ワールド工芸製ED19の発売予告チラシに見付けました。
笑い飯の哲夫が「パンタグラフって知ってます?」と、オバチャンに尋ねます。
「なんで? (私に、そんな当たり前のことを聞くのかな?)」と被せます。
「ウチ 鉄道模型店やん」
「大阪一 日本一のパーツ屋さん」
(知っている人は知っているけれど、知らない人は知らない‥‥)
「パンタ そこ置いてる」
(その左や!)
「あるでしょ パンタ」
「さすが! 円さんも来店済み」とは、同じ関西テレビの「よーいドン!」という番組で、円(まどか)広志が繰り広げている「となりの人間国宝さん」という企画です。
「それだけ パーツ揃ってます」
(実をいうと、その潤沢なパーツは、ほとんどがオバチャンの肘の下、ショーケースの中で、残念ながら画像には映っていません)
(見よ! この自負心。
これだから84歳までやってこれたんや!)
「ホントは洋服屋さん したかった」
(輸入して売る店だそうです)
次の画面で福徳秀介と指を合わせているのは、アメリカSF映画のE.T.を気取っています。これは、山里亮太から与えられた道順のヒントに出てくるからで、この後に道端に飾られているその人形と対面します。
店を後にするところです。
きりんの店だけで4分間、映っていました。
そして、昨日の店の様子です。
取材は3週間前の2月18日で、タレントが去った後も、スタッフは店内で数カットを撮影して、しばらくしたら、パンタグラフを4個、買いに来たと言っておられました。
店の前の道路が塞がれてしまい、エライ騒ぎだったそうです。
右は、閉店の告知で、ひかり・こだまさんが報告されたものです。店内とショーケースに掲げられていました。
なかなか洒落たカラーリングですね。
内容は、エリエイのブログ「モデラーな日々」で西原功氏が述べられている通りです。
冒頭のロゴはお店の看板で、次のイラスト(?)は、紙袋に押されているゴム印です。
【追記】4年前の2008年9月15日、16時から放送された関西テレビ「よ~いドン!」がDVDで残っていたので、お借りして画像をカメラで撮影してみました。2012-03-13
【追記2】とれいん誌とTMS誌の4月号に「閉店のお知らせ」が掲載されていました。次は前者です。2012-03-20
【追記3】とれいん誌2012年10月号p125に拠れば、阿部義子店主が今年のJAM鉄道模型功労賞を授与されたとのことです。他にカワイモデルの阿南芙美子、篠原模型店の篠原啓介の計3氏で、当日会場に来られた篠原氏に表彰状が渡されたというので、阿部氏は来場されなかったようです。2012-09-21
【追記4】きりんの包装紙にくるまれたままの品物が出てきました。OJゲージのフレキシブルレールです。
なお、とれいん誌でのお店の紹介は、1993年1月号p100-101と、2006年10月号p126にあります。2013-03-21
【追記5】またまた「モデラーな日々」に、西原氏が元店舗外観の現状を報告されました。9月30日付で「模型センターきりん」という店名表示がそのままです。2016-10-20
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コメント
先日は店頭でお会い出来て嬉しかったです
。
店内にいる間、前回来た時と同様「誰か引き継いでくれる人、居ませんか」と何度も聞かれました。店を存続させたいという気持ちは伝わってきますし、こちらも残って欲しいと感じますが・・・・ほんと誰かおられませんかねえ。
>>そうです。出掛けて行って期せずして知り合いに会うという楽しみが味わえる模型店は貴重ですね。【ワークスK】
投稿: ひかり・こだま | 2012/03/14 22:44
本日の最終日、夕方以降は混むと思って開店早々の昼過ぎにおばちゃんにお別れしてきました。雨のせいかまだ客も余りなく暫しお話が出来ました。後2年はやりたかったこと、嬉しいことに後を引き受けてくれそうな人が見つかったようなお話でした。
おばちゃんの「きりん」さようなら、長いことありがとう、いつまでもお元気で。
>>伺えば伺うほど大変で難しい事態だったものが、皆さまのご尽力で収めていただき、本当にありがたいことでした。
我々は見守るしかなかったのですが、わざわざお店に足を運んで下さった方お一人お一人が、店主自身を奮い立たせるチカラになったものと存じます。【ワークスK】
投稿: ひかり・こだま | 2012/03/31 16:14