国鉄貨車:アクラスのワラ1を13mmゲージJMに
JM gauge onversion of a JNR Wara-1 boxcar model manufactured by Aclass
珍しく、発売されたばかりの新製品を購入しました。アクラスの1/80、16.5㎜ゲージ、ワラ1です。幸運にも一緒に13mm化パーツが入手できましたので、組み替えてみました。鉄道模型SHOPディーピーのサイト【画像はクリックで拡大します】
16.5㎜ゲージなら、車番を添付のインレタで入れるだけです。この数字列が潤沢で感激しました。
数字の回りに透明膜が付いていて、転写を確実にしています。これはカトーのワム90000と一緒ですが、こちらの方が食付きが良好です。
印刷済みの各種表記は、少し薄く、車番との差が歴然です。検修出場は「42-6 長野工」と読めます。
床下周りのディテールは、微に入り細に入りで、恐ろしいほどです。側ブレーキ・テコも、ちゃんと軸箱を避けて曲がっています。妻面下部の側ブレーキ表示は、取付用の4個のリベットが判ります。一枚一枚のリーフスプリングが、先の尖った表現になっています。
軸受交換のついでに分解してみました。
手スリ類を除いてすべて填め込みによる組立となっています。
床のスリットに細い板バネ風のモールドがあるものの、作用はしません。
TMS誌5月号p63の製品紹介には“軸受の中で少し横動させて3点支持効果を持たせている”と書いてあって、指で動かしてみると、そんな動きがあるような感じもします。
カプラーはケーディータイプで、解放ピンを無しとした理由は、ブレーキホースに干渉するからでしょうか。
16.5㎜と13㎜の軸受パーツを較べてみました。
車軸は“長軸”というやつですね。軸受メタルが入っています。コロガリ具合はカトーと甲乙付け難しといったところです。
板バネ部を残して、軸受とブレーキシューを一体で交換するというのは、ちょっと納得できません。車輪とブレーキシューだけにできるような気もします。軸受メタルを圧入する作業のためでしょうか。あるいは、軸受可動の目論見があったか‥‥。
輪軸の寸法をノギスで測ると、両ゲージ用とも軸長が24.3㎜で、タイヤ厚は2.7mm、バックゲージは14.55㎜と11.15㎜程度です。“3点支持的”横動は、13㎜の方にはありません。
また、車両重量は53gです。
早速、イモンの組み線路と、30年前に購入した凸電を引っ張り出してきました。
これです。これ、これ。これに長い間、憧れていたんです。
むっ! 何か変ですね。2軸貨車用13mm化パーツセット(PH-5103)の製品紹介は、とれいん誌2010年1月号p170にあって、5両分3,150円です。ワラ1(GH-113)は、同誌2012年5月号p102、RMM誌は6月号p74で3,500円です。
| 固定リンク
「日本型2軸貨車」カテゴリの記事
- テンビン棒式イコライザーをコネクリ回す(2015.03.18)
- フカヒレ・イコライザーの改良試作(3)(2013.02.25)
- フカヒレ・イコライザーの改良試作(1)(2013.02.22)
- 国鉄貨車:アクラスのワラ1を13mmゲージJMに(2012.05.10)
- 国鉄貨車:天賞堂のベークライト製ツ2500(2011.11.01)
「13mmゲージJM」カテゴリの記事
- 13mmゲージJMを始める前に(4)(2013.04.17)
- 13mmゲージJMを始める前に(3)(2013.04.06)
- 13mmゲージJMを始める前に(2)(2013.04.05)
- 13mmゲージJMを始める前に(1)(2013.04.04)
- 国鉄貨車:アクラスのワラ1を13mmゲージJMに(2012.05.10)
コメント
こんにちは。JMも採用されていたんですか。今度の運転会で是非とも拝見させていただきたいものです。
>>モデル8に凸電の在庫をお尋ねしたら、こちらしか残っていないということで‥‥。これで完結です。整備し直してガラクタボックスへアップしておきました【ワークスK】
投稿: ヤマ | 2012/05/13 20:22