MRコンテスト入賞記念貨車◆新宮琢哉氏の作例
A great example of homemade decal usage by Shingu Takuya is presented. The decal, which was designed and made with an inkjet printer by me, celebrates Terasawa Kazuo's 2nd place in the 2011 Model Railroader magazine trackside structure kitbashing contest.
巷ではロンドン・オリンピックで騒いでいますけれど、モデラーの夏はJAMコンベンションションですよね。
昨年のNAMRACコーナーで展示されたWCのサンドタワーを覚えておられるでしょうか。寺澤和雄氏が、モデル・レールローダー誌のコンテストで2位入賞を果たされたストラクチャーです。
同氏が所属されるNAMRACに私もユーレイ会員として名を連ねているものですから、その罪滅ぼしという意味も込めて、このとき、MR誌6月号に掲載されたマークなどをアレンジした記念貨車をデッチ上げると共に、デカールを増刷してあちこちにお分けしたものでした。2011年6月20日付記事を参照
今回、そのデカールを使って見事に仕上げられた事例を、新宮琢哉さんが写真にコメントを添えて送ってくださいましたので、ご紹介しましょう。
なお、特製デカールは若干の残りがありますので、来る8月17日~19日に開催のJAMコンベンションのNAMRACコーナーで配布される予定です。【画像はクリックで拡大します】
ディカールは、アサーンのプラグドア冷蔵車を想定して作られていますが、同形式車輌が手許に無かったので、Details West製の“BC-800 50' Box Car, Smooth Plug Door”を使いました。
1980年代末の製品で、現在はアサーンRTRで再生産されています。
ワークスKさんの作例を拝見し、リベット部でのデカールの圧着に苦労された様子が伺えたので、デカールを貼る部分のリベットを削り取りました。
側板と扉を塗り分けた塗装は、1970~'80年代に流行ったIPD車輌の雰囲気を狙ったものです。
茶色はGSIクレオスの艦底色にグリーンマックスの阪急マルーンを加えたもの。白はGSIクレオスのスーパーホワイトです。塗装後、水研ぎとクリアで、光沢仕上げを行ないました。これは、膜面が厚いディカールを貼り易くするための下地処理も兼ねています。
車体塗装と並行してディカールの表面防水のためのクリア吹付けを行ないました。
このとき、デカールに吹いたクリア塗膜が縮緬シワ状になりました。これは、梅雨明け間近の晴天屋外(気温約30℃,湿度約70%)の環境によるものか、この状況での塗装のため、約20%混ぜたリターダの影響が考えられます。(暑さの中で再現実験する気力はありませんでした。)
防水と、裏紙の剥離タイミングが心配でしたが、ワークスKさんのブログと、ご紹介いただいた山下満様の作例(現在リンク切れ)を参考に作業したら、思いのほか上手く貼れました。
台枠側梁と側外板との接続部に並ぶリベットと凸ラインは、ディカールと重なりますが、裏から軟化剤を流し込みながら、表面を綿棒で押し続け、密着させることができました。車輌番号は、ワークスKさんの作例より一桁小さい”20116”に変更しました。
扉に貼ったWisconsin Centralのロゴとプラグドアの標記は、Micro Scale製のデカールから流用しました。
デカール裏面に残った水分を乾燥させたのち(取り敢えず1週間待ちました)、デカール表面への光沢クリアの厚吹きと、水研ぎを数回行ない、表面にできた縮緬シワと、膜面の段差を目立たなくしました。
最後に全体の光沢を整え完成です。「記念車輌」なので、ウェザリングは一切せず、ピカピカの状態で、寺澤さんに差し上げました。
■サンドタワーが“モダン”ということですから、新宮さんの様にウォークウェイが無い近代的スタイルが正解ですね。私のものは缶スプレーを使った点といい、安直に過ぎていてお恥ずかしい限りです。
なお文中の"IPD"は、"Incentive Per Diem"ボックスカーのことですね。【IPDの意味を訂正。こちらをごらんください。2015-09-10】
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