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2012/11/14

JRきのくに線は夏去りぬ

Railfanning along the JR Kinokuni line from summer to autumn in 2012

 この夏から秋にかけて和歌山に用事ができた。単に行くだけが目的なので、道中では気ままにテッチャンをすることにした。予め、ネットでお立ち台とか、撮影地情報を検索してみたものの、その場所まで辿り着くのが大変そうで、性に合わない。まあ、いつものように行き当たりバッタリとなった。
 撮影日はバラバラだが、北から南へ順に10枚ほどをお目に掛ける。

 まず、和歌山市の紀三井寺に上ったときのもの。天候もあるだろうが、遠景と近景の明暗が違い過ぎた。【画像はクリックで拡大】

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2012-08-10 09:53 紀三井寺・黒江間(Google地図

 有田といえばミカンだから、有田川橋梁の向こうの山麓は、ミカン畑なんだろう。「有田市」と「有田川町」があって面食らった。この橋はその境界。
 国道42号線(熊野街道)沿いに採石場があって、その北側の河岸から狙った。

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2012-10-16 14:24 紀伊宮原・藤並間(Google地図

 きのくに線、我々の世代では紀勢本線もこの辺りは列車頻度が高い。画面の右には高い煙突を持つ環境センターの建物があり、左の山肌にはブルーの網が散見される。また鉄道橋の背後に道路橋が掛かっていて、光線状態はいいものの画作りは難しい。

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2012-10-16 14:22 紀伊宮原・藤並間

 たとえば、裏山に登り掛けるとこんな感じ。

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2012-10-16 13:51 紀伊宮原・藤並間

 湯浅駅の駅舎は凝っている。私鉄風の香りがあり、誰かがモデル化していそうだ。この線区には他も木造が多く、駅舎だけを見て回っても面白い。

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2012-09-13 12:56 湯浅駅(Google地図

 水越峠の南では、西側の尾根に風力発電用のプロペラがたくさん見えた。同乗者が「ナウシカの巨神兵だ」というので、畑小学校の脇に車を止めて横断歩道に上ったら、ちょうど電車が通過した。まあ、こういうこともある。巨神兵はカメラの背後。

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2012-09-13 12:31 広川ビーチ・紀伊由良間(Google地図

 荊木(いばらき?)という交差点の南で脇に逸れてみた。稲穂が色付いている。電線が被ってしまった。しゃがんだらよかったか。

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2012-09-13 12:13 紀伊内原・御坊間(Google地図

 南部(みなべ)は梅干しの産地。南部川に掛かる橋のたもとに大きな販売所があって、川沿いに遡ってみた。

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2012-09-12 11:19 岩代・南部間(Google地図

97dsc01112 岩代駅でお目にかかった巨大生物は別に紹介した。まあ、自然が豊かということなんだろう。

 白浜駅はさすがに観光地だ。駅員がアロハシャツを羽織っていた。窓口やゴミ箱がパンダを擬していたり、結構面白い。次は、カメラが持ち主の意に反して、勝手に焦点を合わせている。

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2012-09-12 13:31 白浜駅(Google地図

 富田川(とんだがわ)橋梁では、踏切に係員が張りついていて、この先で工事をしているという。上り下りの通過時刻を尋ねたら、和歌山方面への北行きが「下り」で、阪和線とは違うと教えてくれた。
 日没間際で、ハラハラしながら撮った。側面がテカったのはもちろん偶然。ちょっと判り難いが、真ん中の橋桁の先に2艘のカヌーが見える。98dsc01956
2012-10-16 17:02 紀伊富田・椿間(Google地図

 この左手、川の北側では高架道路の工事をしていて、橋梁上を真正面から狙うと、それが写り込んでしまう。真横が画になるのも、今しばらくかもしれない。

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2012-09-13 10:17 紀伊富田・椿間

 次は同じ場所で、橋梁と反対寄を撮ったもの。この先にトンネルがあって、少し先へ歩けばポータルが一緒に入る。画面右の中ほどにあるゴミの様なものはトンボだ。

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2012-09-13 10:14 紀伊富田・椿間

 海を一緒に入れる、というのは中々難しい。国道の西側に入り江があったので、咄嗟にその向こう岸から狙おうと思い付いた。地図に拠れば袋(ふくろ?)という地名だ。編成の短い各停が来てくれればよかったのだが、特急では長すぎた。ここで海中を覗いた話は別のところに書いた。

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2012-09-12 15:24 紀伊富田・椿間(Google地図

 白浜以南は列車数が極端に少なくなる。宿で時刻表を確認すると、8時半過ぎに上り下りが続けてくることが判った。早い朝食を頼んで、日置川(ひきがわ)河畔に駆け付けた。上手く水面に電車が映ってくれた。

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2012-09-13 08:49 紀伊日置・周参見(すさみ)間(Google地図

 アングルの多くが列車の同じ右前方からというのは情けない。きのくに線が北西から南東へ走っているので、必然的にこうなるのかも。

 こちら方面へは30年前に職場旅行で一度、来たくらい。地名などには間違いがあるはずで、車両型式を含めてご教示をいただければ大変に有難い。紀勢本線撮影地ガイド きのくに線撮影地ガイド

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