アキュレール製オープン・オート・ラック
Some problems about Accurail open auto rack models (bi- & tri-level auto carrier)
ウォルサーズのオートキャリアーを弄ったついでに、アキュレールが1999年に売り出した2段積と3段積の開放式自動車運搬貨車を引っ張り出してきました。キットではなくて、しばらくして出た組立済み完成品です。しかし、問題が多くて、出しては仕舞い、出しては仕舞いを繰り返しているモデルです。
今回もまた、そのまま箱に戻そうとしたのですけれど、気を取り直して、その悩みの数々を皆さんに聞いていただこうと思い立ちました。【画像はクリックで拡大します】
【悩み1】支柱ポストの破損が心配
一番の悩みといえば、これでしょうか。
2段積みの上部に柱が突き出ています。車体全体を柔らかい紙にクルんで箱に収納すれば、何かの拍子に折れてしまいますよね。
かといって、買ったままのパッケージでは嵩張って困ります。
上段に段ボール紙を重ねたブロックを填め込めば、包んだときの保護になるでしょうか。
【悩み2】空車状態としたい
組立済みの桟板のことですが、この直立した状態は自動車を積み込んだときの位置なんですね。空車回送時は、これを車体内側に倒した形だと説明書にもあります。でも、そこにある図は3段積だけで、2段積はどうしたらいいのか判りません。
支柱ポストよりも高くソビエているので、何とかしたいという思いが募ります。
【悩み3】重さが軽い
重量を測れば、たったの160-165gしかありません。NMRA推奨値でも205gなのに、私の基準とする245gまで補重するにはどうしたらいいのでしょうか。積み荷として自動車を調達しても、固定方法に悩むのは目に見えています。
床下の台枠の隙間に鉛板を詰め込むしかありませんかね。
それと、3段積の方の車輪径は、添付されている33"(9.5mm)ではなくて、28"(8.2mm)のはずなんですけれど‥‥。
車体を透かして眺めると、中央付近が垂れ下がっているのがお判りになるでしょうか。まあ、反っているよりもマシなのですけれど、如何にもクタビれた感じがします。
このままで力を加えてみたのですけれど、ビクともしません。オモリの鉄板が曲がっているのでしょうか。
それと、積載される自動車のタイヤが踏む床面の色です。グリーンやイエローでは如何にも不自然です。
【悩み5】連結器の首振り機構がチャチ
ウォルサーズ製品に較べて、大きく見劣りする部分がここです。
連結器のポケットは一応、首を振ります。しかし、復元バネは無しです。片側に寄ったらそのままです。
牽引時は何も心配はありません。首振りは少し摩擦があるものの、不都合はないでしょう。
問題は推進時です。形としては、ポケット後端の凸形が凹形部に嵌まり込んで、全体として真っ直ぐになる構造となっています。でも、まさか、そう都合よく動くはずがありませんよね。
これは固定してしまうしか無さそうですが、きついSカーブとなる6番の渡り線を通過できるか不安です。
モデルは既に、ケーディーの#119(スケールヘッド+シェルフ)へ交換しています。シェルフ・タイプに胴の長いロング・シャンクがラインナップしてくれるといいのですが‥‥。
なお最小通過半径は、パッケージでは22"(560mm)で、サイトでは24"(610mm)となっていました。
車体外側をすべて囲ったエンクローズド型の中に1両だけ連結するのも時代的に変だし、いっそのこと別売のサイド・パネルを取り付けようか、とも考えています。
【追記】記事をアップしたときには2段積だけを持っていると思っていたのですが、直ぐに3段積も出てきて、全面的に書き直しました。うぅ~む。何という、お粗末! 2012-12-21
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