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2013/02/25

フカヒレ・イコライザーの改良試作(3)

An improvement of the Shark-fin equalizer system for four-wheel equipments, part 3

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[3] 比較用非連動タイプのモデル

 それでは、ボギー台車の中心ピン構造を、2軸車に応用したモデルをご覧いただきます。これは比較用で、この後に“ふかひれ”イコライザーで連動させたものをお見せします。
 各部の作用は、文章にすると大層なものの、写真だけでもご理解いただけるはずです。【画像はクリックで拡大】

y 軸受体は、エンドウのプラスチック・キットに付属していた3点支持式のそれです。その車体中央となる軸線上に少し長めのアームを取り付けて、先端をピンで支える構造です。(このパーツを自作できなかったことも、二十歳代に作らなかった理由の一つです)
 アームは、3mm角のプラ材で、軸受体との間にはネジリ力が働きますから、ヒレを付けて、それをM1.4のビスで軸受に固定しています。(おっと、こっちにはネジレは作用しませんね)
 一方、これを薄い金属板、たとえば1mm×3mmほどのブラス板で作れば、真横から見ても目立たなくなるはずです。今回はデモンストレーションが目的ですからこんなものです。
 床板は1.5mm厚の黒色プラ板です。

 軸受体自体は、次の写真で、カプラーのすぐ手前に一文字に横たわったリン青銅線(0.4mm径)に乗ります。リン青銅線はカタカナの「コ」の字に曲げて、床板に差し込んであるだけです。これが、ボギー台車の心皿、中心ピンの“座”に相当する部分といえます。
 ボギー台車では西尾説が幅8mmのところを、ここでは6mmとしました。その理由は、軸間距離が短いのだから、2軸のネジレに追随し易い方が良いと考えたのです。この寸法の変更はもちろん容易です。

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 あっ、逆ですね。軸受体がリン青銅線に乗るのではなくて、軸受体にリン青銅線が乗ります。

 2軸まわりの構造は、前後一緒です。ただ、車体中央で両者のアーム先端を支えている受において、一方が線材(0.6mm径)で、他方がそれを挿入する孔となっています。
 なお、アーム受は最後に固定します。プラスチックですから位置を決めて接着剤を流すだけで、またその直後には微調整も利きます。ただしこれは、2本のアームにそれぞれ設けるべきでした。車軸の平行をここで出さなければなりません。

 段付きビスのネジ孔の手前に見えるスタッド状のポッチは、次の写真のリン青銅線(0.6mm径)の折り曲げた先端です。
 これは、今回の目的と直接的には無関係です。軸受を弾性支持できないか、と単に昔から考えていたものです。オーバーハング代17mmの片持ち梁の先端を約0.3mm撓ませていて、車体を浮かせるほどの力は作用させていません。ボギー台車の中心ピンに入れるコイルバネとは反対の働きをして有害という可能性もあります。

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 床板両側のリブは、上回りに利用したカツミ製ワム90000にフィットさせる調整代です。

 この床上面にウエイトを積みます。
 前回の記事に述べたとおり、重心高さが肝要で、ウエイトはそれを下げる効果があります。また、2軸貨車は65g以上、という私の方針があります。これもいずれ、ご説明しようと思っています。

 実をいうと、軸受体は前にお見せしたレ12000より召し上げたものです。自分でもこの貧乏性には笑います。
 車輪もそれに使っていたもので、Reboxx社のセミ・スケール(#88=2.2mm)です。普通のもの(#110=2.8mm)より車輪の厚さが薄く、分岐器のフログで落ち込みますから、可動軸車のテストにはピッタリでしょう。

 で、次回は、お待たせしました。“フカヒレ”で連動させた改良案をご覧いただきます。

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コメント

前回の画像を拝見して、床上に見える線はイコライザの一部だろうか?と考えておりました。
これはこれで面白いと思います。

>>なるほど。この中央の支えを緩くしてイコライザー的に荷重を掛ける手がありましたね。思い付きませんでした。【ワークスK】

投稿: Brass_solder | 2013/02/25 11:21

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