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2013/07/05

京阪八幡市駅の夜景

Night-walking around the Yawata-shi station on Keihan-Line

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 7月になったというのに、しのぎ易い日が続く。
 京都からの帰り、思い付いて、八幡市駅で降りてみた。

 何かといえば2年前、駅舎の屋根をアンドン風にしたという話。【画像はクリックで拡大】

11yawatashi なるほど、ぼんやりとドームが光っている。どういう仕掛けかと、中を見上げたのが右。取り立てて、大げさな装置があるわけでは無くて、拍子抜け。しかし、均一に光を当てるには、技術が要るはず。小さなLED電球の一つ一つの向きとか光量とかを微妙に調整しているのだろうか。
 面はテント地のようだ。となると、経年の劣化と汚れが心配か。

 ホーム上は、トイレの照明が凝っている。まあ、誰も気に留めないかな。

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 それから、京都行ホーム1、2番線のエレベーター。これは、元職的な興味。

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 どういうことかといえば、十数年前、この駅のバリアフリー化を検討したのだけれど、技術的に難しくて、市役所と交渉した記憶がある。地下通路との関係がうまく処理されていた。

 それと、京都寄の淀駅に退避線ができたことで、この八幡市駅がどうなるかという興味。大阪行の待避4番線を撤去した理由には、アプローチの関係もあったはず。京都行はどうするのだろうと思っていたが、この分だと、こっちの1番線は残すようだ。

15dsc06950 駅舎を南へ出て、西へ行けば、男山ケーブルの駅。電灯が点っている。22時まで運転というのは、この手の鉄道では長いほうだろう。確か、通勤客がいた。

 それと、駅前商店の様子。自転車預かり所も、鯖寿司で知られた食堂も繁盛している。何も変わっていない。

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 さらに、駅前広場の様子。胸像はエジソン。白熱電球を発明したときに使ったカーボン・フィラメントがここ、八幡産の竹から採られたとのことで、町おこしのテーマとなっている。駅舎のアンドン屋根も同じ発想。

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 バスターミナルの中央にも竹。これは古い。

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 電話会社も巻き込んでいる風。まあ、観光地向け標準仕様なのかもしれない。

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 もう一つ、確認したかったのが、高良(こうら)神社のこと。祭りがあると聞き込んだのだが、ネットには出ていない。この横断幕でやっと判明。
 石清水八幡宮が天下国家の鎮護を目的としているのに対して、こちらは地元の氏神。30年以上も住んでいるのに、祭りのことは知らなかった。要は、それを大きくアピールする必要があるということ。7月17、18日、水木だと。

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 少し歩くと、山上の石清水八幡宮への登り口。鳥居の上辺りに微かにジグザグの階段が見える。小さな灯りはその街路灯。祠は確か相槌(あいつち)神社。

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 町の風情はこんなところで、まあ立派。

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 500mほど歩くと、やっと祭りの気配が漂ってくる。提灯に「高良神社」の文字。駅の近くは氏子では無いのかもしれない。また「太鼓祭」ともある。そういえば、民家の2階から小太鼓を打ち鳴らす音が聞こえた。

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 ところどころにはノボリも。ただし、通りは寂しい。東高野街道というのだと。京都から高野山まで続いているとのことだが、よく判らない。

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 ひときわ輝いていたのは公会堂。これも古めかしい。

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 この先に、町が2番目に自慢している松花堂に因む公園がある。その地面に設置されている大きな観光案内図が次。その名を採った弁当については、ウィキペディアに詳しい。

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 ちなみに、知られている3番目が飛行神社。案内図の右上にそのカラス型飛行機が飛んでいる。4番目が、背割堤(せわりつつみ)の桜、5番目が時代劇のロケに使われる流れ橋かな。

 なお、5年前にも駅の様子をお伝えしている。ちょっと“鉄ちゃん”臭が強いけれど‥‥‥。

【追記】同じ観光イラストが駅前の案内書とかあちこちに掲げられていて、ネットを探すと、ここからダウンロードできるようになっていた。まあ、そんな奇特な方が読者におられるとは考えられないけれど、一応ということで。なお、二宮忠八翁考案の飛行機は、「玉虫型」とのこと。2013-07-09

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