カブリツキ京急大師線は見納め
ホームに掲出されていた「京浜急行大師線連続立体交差事業」の広報。
問題は、この工事区間。終点に近い一部だけだと思ったら、京急川崎を含んで全線地下化だというのでビックリ。次は川崎市のサイトから拝借。京急川崎・川崎大師間が別線になっている。
この図には描いてないけれど、京急本線との連絡線も計画されている。
産業道路の駅と踏切は具合のいい写真が撮れなかったのでGoogle Mapのストリートビューを借りる。上空の高架が首都高だから、この踏切を除去するためには、京急が地下に潜るしかないということ。なお、この画像撮影は2010年2月で、この後に単線化や駅舎移設など、工事は大幅に進んでいる。
次の逆光写真は朝。
産業道路・東門前(ひがしもんぜん)間は直下掘削の様子。これが長大鉄橋と言えなくもないか。
次はたぶん東門前・川崎大師間。鉄柱は上半分を撤去している。
目に付いたものは地上式レール塗油器。京急では保線屋の担当なのかな。これは他社の状況を研究した方が良いはず。
次は港町ではあるものの、丸屋根を設置した情報が見つけられない。つい最近なのだろう。だとしたら、別線化のときに無駄になる。ことによると、北側にできた高層マンションの影響で雨が吹き込むようになったとか、はたまた、その売れ行きが悪いからイメージアップで駅舎をモダンにするとか‥‥。(Google Map)
港町を出たところでもすれ違う。日中は4連の3本運用のようだ。右は多摩川の土手。
京急川崎のホーム手前には両渡線。
朝に撮影した留置線の様子。
左に本線との連絡線が見える。
この辺りの立体的関係は、Google Mapが判り易い。左上の線路がJR。
金を持っている自治体の力って凄いなあと考えながら駅を出ると、川崎市長選挙のポスターが目に入った。異色タレントを使ったインパクトのあるもの。それは別ブログに。なお、撮影日は2013年10月12日。
こうなってくると、YouTubeにアップされている前面展望動画が本当に貴重。片道10分ほど。
で、事前にこの動画を見ておくべきだったとの反省は、港町・鈴木町間の運河を渡る鉄橋を撮り忘れていること(Google Map)。上下共だ。それにこの線区と縁の深い味の素の工場。川崎大師を西方向へ出発して直ぐ右手に、社名ロゴが掲げられた建物があった(Google Map)。間抜けなことをしたものだ。
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コメント
35年以上前の大師線は230形3連が行き交い、味の素の工場までは3線区間でした。
京急の基本の塗油器は台車設置ですが、8連の中間T車だったかでこの線には入線できないため、アラジン式の地上設置なのでしょう。
関東では他にも東急、京王、相鉄などが台車設置に対して、JR東、小田急、西武などが地上設置です。
東武、京成はどちらだったかな。
>>コメントありがとうございます。ことによると、曲線の多寡、緩急で分かれているのでしょうか。
左レールは外側からグリスを湧出しているので多分キシリ音対策ですね。防音車輪を採用していないのかも【ワークスK】
投稿: とやま | 2013/11/12 00:44
こんにちは。
大師線の記事、楽しませて頂きました。
川崎市の地下鉄構想が凍結されるなど、大師線は振り回されているように思えますが、産業道路の大きな踏切が廃止されることは確実ですので、一つ、この路線らしい風景が消えていってしまいますね。
川崎の街の雰囲気、マンションの建った途中駅の情景、川崎大師の門前町、そして工業地帯や貨物の操車場への入口の駅、短いながらも車窓の変化に富んだ小さな支線、地下化される前にまた訪ねたいと思っています。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/?pc
>>ようこそおいでくださいました。
地上線路は、道路交通にとって目のカタキですよね。地域の生活においても分断されるからガンか、といえば、当方の経験に照らせば、それほどでもない感覚です。向こう側が見えるからでしょうか【ワークスK】
投稿: 風旅記 | 2016/02/22 13:24