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2013/11/10

JR川崎貨物駅と神奈川臨海鉄道

Bird's‐eye views of the JR Kawasaki-Kamotsu station and the Kanagawa-Rinkai Railway Yard

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2013-10-12 07:47 EF66-102

 コンテナ列車を眺める機会が続いた。
 東京との往復かな、長い行程だと思いつつ、その発着地を調べると東京貨物ターミナル。地図を開くと、その直前に長い地下トンネルがあって、羽田の南、川崎貨物駅からモグると知れた。

 今回はその入り口を見るという目的。ついでに神奈川臨海鉄道も‥‥。【画像はクリックで拡大】

 貨物列車ファンならば良く御存じだろうけれど当方はトンと疎くて、位置関係がイマイチ。そこで、この貨物線に旅客列車を走らそうと画策している神奈川県のサイトから、次の地図を借りた。

Kamotusen
東海道貨物支線貨客併用化整備検討協議会

 Google Mapで調べると、川崎貨物駅の北に都合よく跨線橋があって、トンネル・ポータルは目と鼻の先。さらに跨線橋の西詰めが京急大師(だいし)線の終点、小島新田(こじましんでん)。

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 行ってみるまで気が付かなかったけれど、これ人道橋。ただし、両側の金網が2mもある。

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 当方の身長では、腕を目一杯伸ばしてやっとカメラを差し出せる程度。爪先立つと、強い風にフラつきもした。よって、ボケたり、ブレたり、タイミングの悪い写真ばかり、と言い訳をしておこう(笑)

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 上の画でコンテナ列車を跨いでいる構造物は、全くの駅構内のもので、残念ながら我々には無関係。上り口が脇の道路から目と鼻の先なのだけれど‥‥。

 肝心のトンネルは近すぎた。

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2013-10-12 07:47

 下り列車がトンネルから頭を出したところを、というのはダイヤを調べていっても無理かな。跨線橋下を通り過ぎたところをなんとか一枚。

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2013-10-12 07:55 EF65-2095

 カメラにチルト可能(バリアングル)液晶画面が付いていたって、晴天下では見えず、アングルもシャッターのタイミングもままならない。本気で撮影したいのなら4、50cmの脚立が欲しい。もちろん、松尾彦孝氏が紹介されたバージニア州ロアノークのように、金網に穴を開けてもらえたら‥‥。

 この線路の東側が神奈川臨海鉄道のヤード。タンク車の数が半端ではない。望遠レンズを持ってくればよかった。

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 ときどきは、近くに出てきてくれる。タンク・コンテナは、「UT17C-8047 液化酸化エチレン 毒 燃」と読める。

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 50周年記念のプレートを掲げたDD5517かな。遠望できるたくさんのブルーのアーチは、川崎市入江崎総合スラッジセンターだという(Google Map)。

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 空コンテナ車の入換。モデルだったら、軽くて脱線しないかとヒヤヒヤするところ。DD5514

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 次は、コンテナ車の他に、タンク車とホッパ車で、DD5514。跨線橋の東端は、金網が無くなって低い柵になっているから、ちゃんとファインダーを覗いてバッチリ。

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 同じDD5514が単機で、跨線橋をクグってくれた。

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 次は、跨線橋の北側、上の写真の先に見えるJR東の保線区をグルっと回ってみた。
 枕木運搬車だろうか。前傾正面窓は初めて目にするスタイルで、右には"Super Beetle"の文字とイラスト。

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 グレーはバラスト運搬車か。入口の看板には「東京工事事務所 神奈川工事区 塩浜基地」とあった。

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 ちょうど、SDTM氏もこの駅に行かれたとのことでビックリ。3回にわたって報告されている。

 また昨日2013年11月9日、各報道機関が伝えるところによれば、JR東日本がこの貨物線の先、羽田から田町付近までを貨客共用できないかと検討しているとのこと。オリンピック輸送対応だという。東京貨物ターミナル・田町間は休止中だったはず。面白くなるかもしれない。

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コメント

☆ ほぼ同時期に行かれたのですね。
  万世橋の件といい、重なるものです。
  川崎貨物駅での滞在時間は相当なものと
  推察します。
  SDTMは川崎勤務なので、
  尻手、八丁畷、鶴見、川崎貨物と
  昼休みに出向けるという非常に貨物ファンに
  とっては最高のエリアにおります。
  一時期は毎日定置観測をするくらいでした。
  今は週に1,2回がやっとでしょうか。

  今後とも宜しくお願いします。

>>無数に伸びる引き込み線や臨港線は往年、さぞかし繁忙を極めていたことでしょう。今でも大変に魅力的で行ってみたいものの、問題は“足”ですね【ワークスK】

投稿: SDTM | 2013/11/10 05:13

およよ、身近なネタの連続だ...

実は、小島新田から徒歩圏内 (ちょっと遠い) に、川崎市営の火葬場があります。で、この歳ともなると、それなりの頻度で、こちらでお葬式があったりするので、そういう時には、精進落としと称して、しばらく汽車見をしていたりします。(ちょっと縁起でもない系の話でごめんなさいね)

> 金網に穴を開けてもらえたら‥‥。
そうそう、このソバの羽田空港の展望デッキにはきちんとそういう配慮があるのにね...

>>空港は多いですね。川崎市もここを観光スポットと考えてくれないかなあ【ワークスK】

投稿: 稲葉 清高 | 2013/11/10 16:12

時間に余裕がおありでしたら、もう少し東側の浮島町の方まで行かれると、日本石油輸送の川崎メンテナンスセンターと言うタンク車の補修施設が在って、そちらでしたら形式写真的な撮影をなさることが出来ます。以前は日本ユニカーの辺りまでバスで行ってから歩くしか公共交通機関は無かったのですが、今では大師線の産業道路駅から路線バスが走るようになりました。そうは言っても自分自身では面倒なので自宅から自動車で出掛けてしまいますが、、、。その昔に川崎貨物駅には、かなり長い間コヤ90とかヤ250とかが留置されていました。懐かしい思い出です。

>>具体的な撮影指南をありがとうございます。この辺りですね。さすがに目の付け所が違います。
 私も枝線を回ってみたかったのですけれど、ネットに披露されている皆さんの詳しい見聞記に恐れおののいた面も‥‥(笑)【ワークスK】

投稿: 松本哲堂@風雅松本亭 | 2013/11/10 16:17

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