アサーンの40’ケミカル・タンクカー
モデルとしての問題は2つ。
1つは、重量が軽いこと。NMRA推奨の計算値110gに対して、ブルーボックス製品は金属車輪化しても70gだった。RTRでは少し重くなって90g。まだ20g足らないけれど、ハシゴが接着されていて円筒タンクが分解できない。長大編成にしなければ大丈夫という実績もあるので、このまま。
もう1つの問題は、カプラーポケットのフタ。これが口を開いてしまう。次写真の左。
接着剤を使うと、まさかの時に交換ができない。回転軸のボス部分にタップを切って、ナベ小ネジM2×5で止めた。RTR製品は、ここまで。
1両残ったBrea Chemicals車は、シルバーのタンク体以外が塗装されていないブルーボックスのキット。奥のDuPont車(ガラクタボックス)は4年ほど前に再組立で、これを踏襲する。
手スリの曲げの甘さは、ヤットコで少しきつめに曲げ直し。
未塗装部分が他車と不釣り合いなので、手スリとプラットフォームをシルバーに、下回りをブラックに塗装。
あとは、菱形のプラカードを2本、補わなければいけないけれど、またいつか。
実車を調べると、概ね1970年以降まで生き延びていて、BN線上を走ったという仮定が成り立つ。コレクションはCascade Green Forever!に展示。
GATX 77479, Brea Chemicals
GGMX 201, Sol-U-Phos
GATX 8184, Clinton Corn
GATX 31056, Baker's Chocolate
CSTX 39, Canada Starch
UTLX 77971, Hudson's Bay
NATX 12512, Pfizer
GATX 2605, Gulf Oil (added on July 27, 2020)
書き忘れたことは、床下。ブルーボックスにしては“珍しく”正しい機器配置となっている。ブレーキ・シリンダーのピストン棒が、ちゃんと手ブレーキ・ハンドルを向いている。
プロポーションが抜群だし、構造自体もよく考えられ、現在でも十分に通用するレベル。ことによると、これだけは金型設計者が違ったのかもしれない。当然、新しいアトラスやインターマウンテンとは比ぶべくもないけれど、その分、安い。また手が出てしまいそうだ。
【追記】2000年頃発売モデルは,台車の心皿高さが0.6ミリほど高かく,カプラー取付高さが高くなった.そこで,旧BB用に取り換えた.台車写真の左が新タイプで,右が取り換えた旧タイプ.2023-11-24
GATX 75936, Aeron
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