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2015/08/28

アサーンのメカニカル・リーファー(1)

Burlington Northern's 50' mechanical reefer models manufactured by Athearn

10dsc06462

 アメリカ型に手を染め始めた1990年代前半のアサーンは、全てがキットのブルーボックス時代。そのラインナップにBN色の貨車は、50フィートと57フィートのリーファーぐらいだった。
 今回は、50フィート・リベットサイドについて考察、というか、また愚痴、かな(笑)【画像はクリックで拡大】

 4両を3回にわたって入手している。
 最初の組立てでは、もちろんケーディー化。次に金属車輪化。そして2011年頃にはカプラーポケットのケーディー純正化と、順次手を加えた。まあ、何度も楽しんできたということ。

RBBX 79522, stock#1623 released in 1971

Bb1 これが1993年に入手した初期製品。
 側面に大きく描かれた"BREX"は、BNの前身の一つCB&Qのリーファー運用会社で、"Burlington Refrigerator Express"のこと。1970年10月?以降はGN系の"Western Fruit Express"に統合された。

 問題はリポーティングマークの"RBBX"。メカニカル・リーファーではなくて、インシュレーテッド・ボックスカー(保冷車)用のはず。で、プラグドアに"INSULATED"の文字があって、その上の丸の中に"RB"。これは、"bunkerless refrigerator car"。よって、保冷車ということになる。ただ、AAR型式は文字がつぶれて読み取れない。
 モデル的には、マークが不鮮明で、レタリングが薄過ぎる。

BREX 79645, stock#1623 released in 1996

Bb2 こちらは1996年発売と流石に時代が下って、格段に良くなり、加えて妻面に車番が追加された。
 品番は同じだけれど、リポーティングマークと車番が変わった。"BREX"は元来、アイス・リーファー用。ただし、"INSULATED"と"RB"の標記は同じ。AAR型式は"RBL"で、保冷車の積荷固定具付となる。

 ところで、この"BREX"というロゴ表示の場所には本来、"BURLINGTON NORTHERN"という鉄道名が入る。このような実車写真は見たことが無い。
 一方、合併前のCB&Qが1966年からインシュレーテッド・ボックスカーに採用していた塗装が、鉄道のマークを取り換えればそっくり。再計量=再塗装が1969年7月という点でも符合する。ただ、そのグリーンはもっと濃いはず。
 アサーンという大メーカーが1996年という時点で間違えるとは、ちょっと……。

BREX 79661, stock#75463 (RTR) released in 2002?

 次のイエロー色を含む2両は、2002年頃に入手した組立済RTR製品。グリーンの色調が僅かに変わり、手ブレーキ・ハンドルが塗装済となった。"INSULATED"と"RB"、"RBL"は一緒。燃料タンクが組み込まれていたので、アサーン自体はメカニカル・リーファーとして販売ということになる。

WFMX 130, stock#75440 (RTR) released in 2002?

Rtry イエロー塗色の方の型式は"RPL"となっていて、これこそが正真正銘のメカニカルリーファー。末尾の"L"は積荷固定具を装備。
 再計量=再塗装が1970年10月とあって、既に得ている知識通り。JAXは施工者の略号で、FGE社のフロリダ州Jacksonville工場でのリビルトを示す。同番号の実車が"Classic Freight Cars Vol.9"に掲載されていて、レタリング類が全く一緒。

 解せないのはモデルの値段。このときの定価が、グリーン17.98ドル(売価13.69ドル)で、イエロー16.98ドル(同13.50ドル)と、グリーンの方が高い。イエローの方が、屋根がシルバーで妻をブラウンに塗り、さらに側面スソにはホワイトの警戒表示と、遥かに手が掛かっている。模型店の値札の貼り間違いだろうか。

 なおグリーンの3両は、冷凍機と燃料タンクが撤去されてインシュレーテッド・ボックスカーとなったのなら辻褄が合う。しかし、そんな実例は存在したのだろうか。残念ながらBN、バーリントン・ノーザンのリーファーは、あちこちの写真集をツマミ食いできる程度で、全体を見渡す資料が見当たらない。
 また屋根歩み板も悩みのタネ。1966年から1977年?の間に撤去する規則だったから、BN塗色に塗り替えられていれば無いのが道理。しかし、一体モールドからハシゴなどを削り取るのは無理な話。中には例外があるようだ。

 まあ、ぼちぼち遊ぶのが精神衛生的には健全。

 ところで記念モデルは、車体側面が平面で印刷し易いためか、ときどき選ばれる。保有の2両は、共に白地で、博物館関連というところが面白い。燃料タンクが無ければ、50’ small-plug-door boxcarと区別がつかない。

RailFair 99, California Calls You

Illinois Railway Museum 1982, Home of the Electroliner

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