福井鉄道2010年晩夏(3)北府-赤十字前
A photo-trip to the Fukui Railway in late summer of 2010, part 3: from Kitago to Sekijyujimae
北府(きたご)で小一時間を費やして、来た電車に乗る。880型886-887。
以前、鉄橋を見物する目的で「カブリツキ」シリーズを連載したことがあった。昨今は、YouTubeに各地の前面展望ビデオが投稿されているので、あまり意味が無い。
でもまあ、撮影場所を特定したり、渡る河川の名前を調べるという"お遊び"。【画像はクリックで拡大】
小天井の温風ヒーターとおぼしき機器は福鉄での追加だろうか。ラインデリアの整風板はポリカーボネート製の国鉄型。当方も1900系や600型で使わせてもらった。室内灯がやけに少ない。
家久(いえひさ)は交換駅。名物の分岐器覆い、スノーシェド。おやっ、Y分岐の開通方向が右。この駅だけかも。
覆いを道路から見ると、なかなかの威容。
Google Map Street View
すれ違い列車は、884-885。もちろん、向かって左へ入線する。
駅を出てしばらくいくと、東へ直角に曲がる。半径は約160m。
日野川橋梁を渡る。線路が東西で全長170mほど、9連のデッキガーダー。
Google Map
すぐ南側(画像の右)に叔羅(しくら)橋という名の人道橋が渡っていて、撮影には好都合。これ、さらに南側の白鬼女(しらきじょ)橋の添橋だったが、それが新しく架け替えられて歩道が併設されたという。将来的には撤去されてしまうかもしれない。
0.6km上流(南側)には北陸線が通り、併せると面白い撮影行になる。家久駅から歩けそう。
日野川はこのまま北へ流れて福井市内で九頭竜川に合流し、日本海へ注ぐ。
西鯖江(にしさばえ)は、メガネフレームで知られた鯖江市の主要駅の一つ。福井鉄道の歴史を展示したミニ資料館があるらしい(ウィキペディア)。この右手、東方1km弱に北陸線鯖江駅。
写真左前方のビルはホテル(Google Map)。
水落(みずおち)で交換。画像には無いが、右手に何かの鉄塔(Google Map)。
橋はガーダーばかりで、トラスは皆無。次は、神明(しんめい)を出たあたりの跨道橋。(Google Map)
次は中でも変わっていた背の高いスルーガーダー。2連で浅水川を越える。その先の跨道橋はトラフガーダー(鳥羽中・三十八社間 Google Map)。
三十八社駅は田圃の真ん中(Google Map)。駅名の由来は少々込み入っている(福井新聞)。この直線ぶりなら北陸線と旅客を取り合った話も肯ける。
電車の揺れが激しい。……と、速度計は65km/h。こりゃあ路面電車のスピードではない。なるほど、ギア比を換え、弱界磁制御を追加したはずだ。ただ、この台車構造では50km/hがいいところか。
浅水(あそうず)で、コカコーラ色888-889と交換(Google Map)。残念ながら、2014年に標準色に塗り替えられてしまったとのこと(ブログ"T.Shimada's Duary")。
江端・ベル前間にもスルーガーダー2連(Google Map)。橋下は日野川の支流で、江端川。
赤十字前に差し掛かると、離合列車が動いていて慌てたが、一つ手前の花堂(はなんどう)から複線。
おっ、電気機関車が停まっている、ということで下車を即断。約束の時刻にはまだ余裕。
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