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2017/04/11

珠玉のミニ・ハイキューブ・ボックスカー(5)

Coupler-cushionizing projects, part 19: Hydra-Cushion for 40-foot high-cube boxcars, manufactured by Athearn

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 古いMR誌を繰っていたら、ハイドラ・クッションの加工記事を見つけた。垂直シリンダーに意外なものを転用している。こりゃあ面白い。【画像はクリックで拡大】

 それは1989年7月号の、アサーン57フィート・メカニカルリーファーをSPFEに仕立てるキットバッシュ。製品添付のシリンダーの両端を切って使う。次の写真の赤丸の部品。

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 本来はホッパー用ブレーキ・シリンダーだという。様々な製品に入っている。

 早速、40フィート・ハイキューブ・ボックスカー2両で試してみた。もちろん、アサーンのブルー・ボックス。コットンベルト(SSW)と、ゴールデン・ウエスト・サービス(VCY)で、共にサザン・パシフィック系。

 パーツは目分量で3mm程度に切り出す。1mm厚のプラ板2枚を重ねた座の上に接着。先細のはずだけれど、違和感は無い。R面取りがグッド。少し傾いてしまった。

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 位置は実車を参考に、車体中央と、Bエンド・オフセットとを、作り分け。機器は、グッと睨んで再配置。ブレーキシリンダーがLサイドとなるように注意。床板の抜け止めは今のところ不要。
 ゴールデン・ウエスト・サービス車は床下全体をブルーとした。手持ちの缶スプレーをそのまま吹いたので、色合いは微妙。ツヤを消すべきだった。

 問題はカプラー。前作と同じようにポケットにケーディー#242改造品を充当したものの、どうしても下がり気味。車輪にインターマウンテンの33インチを使ったためだろうか。これ、車軸長が短い(過去記事)。

 で、禁断の奥の手(笑)
 分解することなしに簡単に解決。0.5×2×7.5mm程度のプラスチック片をポケット開口部下辺に貼り付ける。次の写真。

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 ヘッドの首振りに支障するかもしれない。しばらく様子をみる。
 なお、御法度の手法は他に、松尾彦孝氏発案の軸曲げ法(過去記事)と、新宮琢哉氏の薄板底敷き法が知られている。

SSW 36161, Cotton Belt

別車番"SSW 36061"を併記の理由は?

VCY 132946, Golden West Service

タックボードの色入れは前所有者

 これらの車をトニー・クック氏は、「みにくいアヒルの子"ugly duckling"」と呼ぶ。確かに写真映りが悪い、と思っていたのだけれど、望遠で覗いたら、おおっ! カワイイではないか。全部撮り直した。いかがだろうか。

>>Cascade Green Forever!

 

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珠玉のミニ・ハイキューブ・ボックスカー

(1)アサーン製RTRブランドの車高を下げる(BN)

(2)ハイテク・ディテールズ製キット組立(BN,CB&Q)

(3)アサーン製のクッション・カプラー化(BN)

(4)バックマン製のクッション・カプラー化(UP)

(5)アサーン製のハイドラ・クッション化(SSW,VCY)

(6)バックマン製ジャンクの再生(CB&Q)

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コメント

貨車の40ft車と言うのは長さが絶妙であると言う印象があります。36ft車も許容範囲内ですが、無駄に長過ぎなくて可愛らしい点が好きだなぁ。大雑把ですが、長尺の路線バスも大雑把に40ftなので「あ、今日は40ftバスに乗れる」とかって、、、殆ど病気です。

>>BN物から外れてきたなあ……と思ったら、“40フィートの魔力”でしょうか(笑) まだまだ続きます【ワークスK】

投稿: 松本哲堂@風雅松本亭主 | 2017/04/11 09:51

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