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2018/06/22

とれいん誌2018年7月号 砂焼き小屋と芦屋変電所

Some topics relating to sanding facilitie and substation in the July 2018 issue of Train magazine

 近着の"とれいん"誌2018年7月号は興味深い記事が多い。巻頭のJR東日本189系は元信越線あさま用ということで愛着のある電車だし、表紙となった美唄鉄道の石炭積込設備は醸し出す物語性が豊か。

 さらにエイジング・ストラクチャーの連載に登場した「砂焼き小屋と給砂塔」は、よくぞここまで再現と感動。ただし名称の「砂焼き」はいただけない。【画像はクリックで拡大】

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2018/06/15

PFM社ドン・ドリュー回顧録を読んで(3)

I tried to visualize the rise and fall of U.S. importers and Japanese & Korean manufacturers in brass model business. And look back on the historical flow of the second-hand market from the 1970's to the 2000's

 PFMをはじめとするブラス・ビジネスのことをずっと考えている。日韓米の盛衰を数字で表せないかと思い立って、グラフを作ってみた。【画像はクリックで拡大】

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2018/06/12

UPのインパクトカーは積み付け試験車

The track cleaning cars sold by Bachmann are imitating the UP's impact car UP 195220, for loading test. A similar car was the Japan National Railway's Ya-90. Also, John Allen's impact test cars are interesting.

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 昨年、バックマン製の変わったアイテムを見つけた。軌道クリーニングカーといい、床下にレールを擦るパッドを備えている。上回りに見覚えがあった。積み荷の荷崩れ状態を車外から観察する試験車である。側面の鋼板の代わりに透明板と金網を張っていて、車内が丸見えとなっている。【画像はクリックで拡大】

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2018/06/10

PFM社ドン・ドリュー回顧録を読んで(2)

Thinking of the Mr. Don Drew's memoir with Pacific Fast Mail, a brass railroad model importer, part 2


PFM/Fujiyama AT&SF all-steel riveted caboose, 1966

 webelos氏がブログ"Brass Model Collection of Kevin"に展示されたサンタフェのカブースを拝見して、手持ちの同モデルを引っ張り出してきた。保有する数少ないPFMモデルの一つである。ついでにカプラーを取付けようと床板を外して驚いた。これ、何から何まで総ドロップ造りなのだ。【画像はクリックで拡大】

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2018/06/06

転換クロスシートの探求(8)

The structure of walkover seats in Japan in the late 1920s

 またまた宮崎繁幹氏からコピーが届いた。購入以来“積読”だったという車両史編さん会2004年刊「国鉄構成客車史第1編 オハ31形の一族 上巻」の数ページ分である(右は下巻を示す)。
 ああ、あの大判で厚い本か。貴重な図面と解説が満載とはいうものの、おいそれと出せる金額ではなかった。すでに絶版ということなので、必要最小限を引用させてもらうことにする。

 この客車系列は1927年-1929年(昭和2-4年)に登場した国鉄最初の鋼製車で魚腹台枠を備えていて重い。アメリカ型でいえばヘビーウエイト客車。17メートル車が2軸で、20メートルが3軸台車を履いた。【画像はクリックで拡大】

オロ31
17m オロ31(オロ30600)「100年の国鉄車両2」p195から引用

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2018/06/04

転換クロスシートの探求(7)

Search for link-type walkover sheet patents: part 2, Heywood Brothers and Wakefield Co. and etc.

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 転クロ探索はもちろん米国のインタアーバンもヒットした。メイン州Seashore Trolley Museumで復元中の車両で、セオドア・ルーズベルト大統領に縁があるらしい。そしてなんと広島電鉄が2002年に台車を寄贈していて、元京阪100、200型のボールドウィンだという(ウィキペディア日本語版)。【画像はクリックで拡大】

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2018/06/02

転換クロスシートの探求(6)

Search for link-type walkover sheet patents: part 1, Hale & Kilburn Co. and etc.

 少々手こずっていたけれど、英国で復元中の蒸気動車に行き着いたときには、これだ! と小躍り。1908年製というグレート・ウエスタン鉄道の蒸気動車のメカニズムが紛れもなく4節回転連鎖なのである。【画像はクリックで拡大】

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