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2018/10/22

あこがれのシャイアン2017◆高田寛氏のお便り

 訪米された高田寛氏の目的の一つは、シャイアンへ行くことだった。そこでは今、ビッグボーイ4014号機が復元工事中で、その様子が見学できるという。大陸横断鉄道開通150周年となる来年、2019年に復活運転を行うべくユニオンパシフィック鉄道の機関庫で作業が行われている。【画像はクリックで拡大】

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 シャイアン到着。クダンのビッグボーイは左奥のラウンドハウス内。

 アメリカは広い。ニューヨークからデンバーまでのフライト5時間に加え、さらに車で2時間をかけてシャイアンにたどり着いた。ところが、訪れた9月17日土曜には一般公開をしていなかった。平日のみとのことで、下調べの不足を反省されている。

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 クルーの交代。旅客列車は1日上下1本とのこと。

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 この写真では、右の建物。保存車が所狭しと並ぶ。

 氏のシャイアンでの写真は以上3枚で終わり。落胆ぶりが手に取るように伝わってくる。
 我々にとっても物足りないので、Google Mapで付近を探索してみた。

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 まず、写真を撮影したであろう跨線橋上から別の角度で1枚。金網の上にカメラを掲げられたのだろうか。

シャイアン1a.jpg

シャイアン2a.jpg
 意外にもこの構内でストリートビューを見ることができる。ただし撮影は2007年8月と少し古い。

シャイアン3a.jpg
 シャイアンの駅舎正面。Google Mapには鉄道博物館と。


ドローン動画 2019-09-15追加

Chienne
西の端にあるBNSF線との交差。ボルチモア・トラスは健在だけれどタワーAは撤去されている。(Google Map)2019-09-15追加

次の2葉は、少し足を延ばしてララミーの公園。

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 カブースの台車はKS-2を連想させるといわれる。

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 ララミーの歴史を概説した立札。

 さて問題は、これらを写された場所である。線路際をたどって、それらしい風景を見つけた。

ララミー1a.jpg
 "Depot Park"と名付けられた一角に、ラッセル車を先頭とした4両編成が置かれている。蒸機はコンソリ。台車はこのカブースだろう(Google Map)。

ララミー4a.jpg
 公園の北に隣接するララミーの鉄道駅舎。この画の左にある立札が撮影されたもののようだ(Google Map)。

ディーゼル機はC-CとかD-Dという大型機がお好きとのことで、シャイアン・デンバー間では車を停め、30分ほど同行者に待ってもらって1本を撮影できたという。

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 台湾の船会社Evergreenの2段積みコンテナ列車。バックには白い風力発電機。

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 先頭はUP8411(EMD製SD70ACe)、2両目はUP4281(EMD製SD70M)。

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 5車体連節のTwin-Stackは、初期の2段積み車。

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 テレビ映画のローハイドを思い出すとのこと。

……というわけで、高田寛氏のお便りを3回に分けてご紹介した。当方の力不足で読者に食い足らなさが残ったことをおわびしなければならない。御存じの方に補足していただけるとありがたい。
 なお、同氏のお便りは全部で6編.

2021-03-28 スカイトップ展望車の水上レストラン

2018-10-22 あこがれのシャイアン2017

2018-10-21 変貌するデンバー2017

2018-10-20 ニューヨークの風景2017

2011-09-05 カナダの電車博物館

2011-08-20 EMDロンドン工場雪景色

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