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2020/01/29

珠玉のミニ・ハイキューブ・ボックスカー(6)

Coupler-cushionizing projects, part 26: a 40-foot high-cube CB&Q boxcar, manufactured by Bachmann

バックマン製品は一度手掛けているのだけれど、こういう状態の出物を見せられると、もうダメ。何とか元に戻してやりたい、あるいは、どうやって手直ししようかなどという思いが頭の中を駆け巡って、結局は手が出てしまう。【画像はクリックで拡大】

実は、新たにやってみたい試みがいくつか。
 ます、伸張カプラーポケットは、アサーン86フィート・ボックスカー用のスイング・ポケットを改造。これ、あっしーさんからご教示いただいた(>>過去記事のコメント)。ご存じのとおり大量に保有。

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薄軟鋼板のフタもそのまま使い、ナベ小ネジM2×3で止める。カプラー本体はウィスカー・タイプのケーディー#148とする。#5は板バネの分だけ厚くなって、動作が不確実。ポケット尾端には1.5ミリ厚プラ板を接着し、小ネジ2本で床板へ取り付ける。至って簡単。ただし、真横から眺めたときに厚さが少々薄い。注意点は取付高さで、ケーディー純正よりも0.5ミリ高くする。理由はポケット天板の厚さ。

なお、カプラー回転軸の径は3.0ミリで、ケーディー純正品の3.2ミリに足りない。そこでヤクルトのストローを被せようとしたが、入らなかった。2.9ミリではできたのだけれど‥‥。>>過去記事

台車はアサーンBB用を充当し、中心ピンもそのボス式に改造する。3.0~3.5ミリ程度のプラ丸棒を埋め込んで、中心にM2のタップを切り小ワッシャと小ネジで台車を止める。実は床板高さを出すのが難しかった。今回はあらかじめ0.3ミリのワッシャを挟むことを想定する寸法取りとした。このワッシャを外せば0.3ミリ下げられるし、M3小ネジ用の0.5ミリや0.8ミリに取り換えることも可能。また、ポリアセタールの台車枠が金属と摩擦するのでボギー回転にも有利。ずっと薄手のワッシャを探していて、エコーモデルに内径4.1ミリという0.3ミリ厚を見つけた(W-4166-30 細密ワッシャ―)。
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この車は想定通り0.3ミリを入れてちょうど良かった。

もう一つはステップstirrupの復旧。このバックマンはABSで、私が得意とするリモネンが効かないから、高価なAラインのパーツか、または線材となる。それを黄銅帯材0.3×1ミリとしてみた。
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もちろん側板の厚みに1ミリの穴を開けるのは無理。で、内側に1.2ミリの小さいプラ板を貼り付ける。固まったら側板の厚さ部分から少し斜めに車体内側へ向けてピンバイスで孔を開ける。この“斜め”という点がミソ。貫通させる。帯材を所定のコ形に曲げて突き刺す。先端を出してエポキシ接着剤を塗る。適当に引き抜く。固まったら、ステップ全体をヤットコで挟んで、エイヤッと垂直になるように曲げる。別に床板の四隅をカットする。
 思いのほか、簡単にできた。失敗は無し。なお、すぐ斜め上方に貼り付けているプラ板は、床板の陥没止めのつもりだった。車端にはカプラーがオーバーハングするから杞憂。
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ウエイトはアサーン40フィート車用の軟鋼製1.5ミリ厚を使った。プラスチック製床板の平面性が心もとなかったので、カプラーポケットの取付に軟鋼板にタップを切って床板と共締めしている。

あとは、車体シェルを台所用洗剤で洗浄(住宅用が見当たらなかった)。その後、ステップと手ブレーキハンドルをレッドで筆塗りし、屋根にシルバーを吹き付け。

5年前に披露したUP車はここ。床裏面に"CHINA"の陽刻があった。今回のCB&Q車は"HONG KONG"。コレクションは"Cascade Green Forever!"へ。

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バックマンはHOゲージへ参入した1971-1972年に元クラウン(香港)の貨車5種をそろえ、次いで1973年にはこのハイキューブ車を含むラインナップを投入と力が入っていた。ただしこれはアサーンが1969年に売り出したものの明らかなコピー。広告の写真はNゲージの様子。

Page 13 of the MR May 1973 issue

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コメント

御無沙汰しております。
私の拙いネタを御紹介下さり、ありがとうございます。
皆様の様に様々な部品の在庫や工作のネタの乏しい我が家の場合、有るもので何かやるのが定石でございます。
最近はグラフィティ一辺倒になりつつありますが、これも手持ちの在庫消化と割り切っております。

>>精力的にご活躍のテイ、御同慶の至りです。落書きにも面白いものがありますね【ワークスK】

投稿: あっしー | 2020/05/30 18:02

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