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2020/07/22

アキュレールのグレインホッパーPS-2CD4750

Assembling a kit of Accurail Pullman-Standard PS-2CD4750 grain hopper

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奥のグリーンは1993年にキットを組んだインターマウンテン製

貨車の大手メーカーだったプルマン・スタンダード社が終末期(1971-1981年)に製造したこのタイプは、モデルを1992年にインターマウンテンが売り出し、超細密キットとして大ヒットした。私も発売直後に入手して、その後増備を重ねたので、2013年にアキュレールがこれを出したときにもそれほど欲しいと思わなかった(第5次掲示板)。あっしーさんが気に入られて13両も入手されたというので、どんな構造なのかという興味はあった(asshie’s model-life)。【画像はクリックで拡大】

今回、ついでに買う機会があって直ぐに組み立てた。さすがはアキュレールでよく考えられた素晴らしいキットで、組み立てるのも面白いし、安さは大変に魅力的だ。私が気の付いたことをご参考までに記しておく。

なお、手ブレーキハンドルやカプラー上部歩み板crossover platformの取付など、プラスチック同士の接着にCA=瞬間接着剤を指定するところがあるが、すべて流し込みタイプで十分だった。

中梁center sill sectionは、実車の構造で連結器力を伝える役目をする。モデルでも車端の直角三角形のものの取付で十分に接着剤を流す必要があると思う。

カプラーに、添付のAccumateを使う場合は、完成モデル保管時にカプラーをフリーとしないとクリープ変形を起こす恐れがある(過去記事参照)。ケーディーを使う場合は#148(または#158)がお奨め。ポケットの天地内寸が少し小さいため、#5は動きが鈍くなりやすい。
 ナックルコイルバネを避けるようにポケットの壁を削った(過去記事参照)

車輪には9.5ミリ径のプラスチック製が添付されていた。スケールどおりの10.5ミリ径としたいので、台車にアサーン製を使ってカプラー高さを適正に維持した(あっしーさんのブログasshie’s model-lifeを参照)。
 台車取付小ネジは、添付のUNI2-56の長さ3/16"(4.7ミリ)では少し短い気がして、1/4"(6ミリ)とした。ただし0.5ミリほど長すぎて削った。

ウエイト鉄板は脱脂して塗装した。貼り付けには瞬間接着剤または薄い両面テープが指示されていて、もし剥がれて踊るようになっても、スロープ板slope sheetと一体のリブがカバーするので支障はない。私は安全を期して厚手の両面テープ貼付とし、このリブを切り取った。
 全重量(質量)は、車輪金属化もあって145グラムとなり、NMRA推奨値をクリア。

妻柵板end frameは、車体に仮組してブレーキシリンダー+レバーの位置を決めた後に一旦外せとある。私は、ブレーキシリンダーと一緒に斜め補強end braceも組み込んでしまって、ここで妻柵板を接着した。理由の一つは、妻柵板の上部に突き出ている歩み板の足が折れやすいこと。4本のうち1本を折ってしまい、0.7ミリ角のプラ棒で補った。

床板は上回りに填め込み取付となっている。ただし、これが固めなので外そうとするとアチコチ壊れそう。一度組んだら二度と分解しないのが無難。

⑬&⑭ 手ブレーキのハンドルとチェーン支点"chain fulcrum"の取付は、妻柵板の固定後とした。チェーン支点をカプラーポケットに接着してしまうと、床板が外れなくなる。しかし、いざとなればナイフの刃先で分離できると思う。

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屋根歩み板上面の手掛け2カ所はBNW(Bolt-Nut-Washer)のモールドだけが表現されている。その内寄りに0.5ミリ・キリで穴明けし、0.3ミリ黄銅線を“コ”の字に曲げて、エポキシ接着剤で固定した。これ、車体色に塗ったけれど、タンジェント社の完成品はイエローとしている。


このC&O 603312本来の型式はPS-2CD4740(Cascade Green Forever!

あっしーさんは「実際には4700Cu.ft仕様らしくインターマウンテン製よりも全高が若干低い 」と書かれている。けれど、当方のモデルは車高が53ミリで、ほぼ同じに見える。これは"Plate B"=5'1"(4,597mm)に合致。容積4700cu.ft.という仕様はFMC製しかないと思う。
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ところで、アキュレール製はブレーキシリンダーを車体マウントとしたタイプなので、インターマウンテンの台車マウントとはすみ分けができるはず……と、ここで疑問が湧いてきた。to be continued.

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ピンクは、11年前に塗り変えを始めたインターマウンテン組立済品で、ブレーキシリンダーが台車マウント(過去記事

【追記1】MR誌2015年2月号p78に製品紹介があった。associate editorのCady Grivno氏は提供されたモデルが実車のATSF GA-180クラスと異なる点を事細かに記しているが、BCへの言及が無い。また、重量がNMRA推奨値に0.5オンス足りないとしているけれど金属車輪にしてどうなるかや、車輪径を33インチから36インチへ代える方法についても説明していない。これではMR誌が部数を減らすはずである。AccurailがMRに広告を出さないことへのアテツケか。2020-07-24

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コメント

貴ブログの更新のネタが、私の大好きなアキューのPS4750ネタで、拙ブログの御紹介まで戴き、本当にありがとうございます。
例のPS4700の件ですが、製品の発売された時期にネットの何処かで読んだ記事でございまして、その時にソースを保存しておけば良かったのですが今では全く見付からなくなってしまいました。
この部分は私の勘違いだったかな? と我ながらに恥ずかしく思っております。
それでも、このアキューのPSカバードホッパのキットは組み立ての容易さとディテールの良さ、そして今時安価なキット形態での販売と、私の様な貧乏モデラーにはとても有難い製品ですね。

>>仰せのようにこのキットは楽しく組めて最高ですね。分売して欲しいパーツは屋根上ハッチと排出ゲートで、ACF CF4600用(#118)は安価でたくさん買ったのですけれど、PS-2CD4750用は下回り一式とセット(#125)で約8ドルもします。>>アキュレール分売パーツページ【ワークスK】

投稿: あっしー | 2020/07/25 17:53

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