MDCのダイキャスト床板50'ボックスカー(2)
この配色はクッションカプラー装備のようなので、ちゃんとポケットを伸ばしてやろうという気になったわけ。床板がダイキャスト製で、改造は少々面倒。
方法は5年前を踏襲する(過去記事)。左端が製品オリジナル。2つ目が組立途中、右端2つが改造完成後。要は、床板のポケット取付部を切り取ってしまい、床上面にプラスチックの取付板を小ネジ止めする。その取付板に伸張ポケットをネジ止めするという算段。取付板と伸張ポケットの間には座板をかましてカプラー高さを調整する。今回使ったポケットはウォルサーズ・パーツからの改造品(過去記事:品番933-1030)。座板は1.2ミリ厚とした。
なおこのパーツに市販のプラ用缶スプレー(ラッカー系)を吹き付けたら、表面がチリチリになってしまった。以前もそうだった。次は水性塗料にしよう。また取付板の寸法取りは失敗。3つの小ネジのうち車端の2本がちょうど車輪フランジの直上となり、長すぎると先端が触れる。
このスキームは、車体のスソと床下面、それに台車がシルバーとなっている。床下面と台車は缶スプレーで簡単だけれど、車体のスソが大変。レタリングが迫っているのでマスキングテープに頼るわけにもいかずに筆塗りしたが、ジジムサくなってしまった。まあ塗らないよりはマシだろう。台車はポリアセタールで塗料がのり難いものの、触らなければなんとかモっている。
色味の違いはたぶんカメラを換えたせい。
時代遅れのモデルでも、手塩にかければ愛着ヒトシオ。Cascade Green Forever!に展示。
なお、このイエローとシルバーのスキームがクッション・アンダーフレーム付をアピールという確たる証拠は未見。ローラーベアリング台車付という情報も見つかり、次のストックカーがそれ。どなたかご存じないだろうか。頼みのUtahRails.netは、アンダーコンストラクション。
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コメント
下記のサイトが参考になると思います(特に4段落目の記述)。
https://utahrails.net/industries/hemphill-lasl-livestock.htm
>>そうです、そうです。ストックカーはここです。また宜しくお願いします【ワークスK】
投稿: 377378PCE | 2020/11/22 15:47
イエロー&シルバーがクッションアンダーフレーム装着車用の塗装であることについては、https://utahrails.net/up/up-freight-cars.phpの「Red Dot Box Cars」の項目に、「some are cushion underframe painted UP's standard Armour Yellow scheme」との記載があります。
また、上記の記載の少し下にある(View Dick Harley's collection of photos and painting diagrams of Red Dot cars)をクリックすると見ることができる複数のクッションアンダーフレーム付きボックスカーのダイアグラムにも、doorとsideがイエロー、endとunderframeがシルバー(アルミニウム)であることが示されています。
さらに、http://cs.trains.com/trn/f/111/t/163249.aspx
でも話題になっています。
ご参考まで。
>>ご案内、ありがとうございます。ゴンドラの例を見たいものです【ワークスK】
投稿: 377378PCE | 2020/11/26 06:04