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2021/03/17

MDCの36'ウッドリーファー(1)

MDC-Roundhouse 36-ft wood reefers with a little effort: part 1

古いモデルを引き受けた中にこれがあった。往年のMDCラウンドハウス製ウッドリーファーだ。ダイキャストの床板が変形して中ほどで折れている。MDCでは初めて見る。亜鉛ペスト(シーズンクラック)にしては変だ。こういうものを手に取ると直ぐに弄りたくなる。早速、手持ちモデルから下回りを外して合わせてみた。【画像はクリックで拡大】

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どうにも貧相。クアーズのモデルは既にOスケールを持っていて、それを見慣れているせいか弱々しく感じる。クイーン・ポストを失っていることもあって、魚腹台枠をプラ板ででっち上げることとした。


まず、側板が拡がり気味なので、すぼまるようにシェル内に補強を接着する。

床板は、側板スソに僅かに側梁をのぞかせたいと、“張り出し”を設ける。


で、あっという間に、出来上がり。ブレーキ装置は、K型弁の手持ちが無いのでAB型の3パーツ構成とした。もちろん、こちらの方が近代的。四隅のステップの接着方法は新しい試みで、内側に添え板を設けた。このシリーズのステップは車体シェルではなくて、ダイキャスト床板と一体となっている。

また床板の抜け止めは、車体への差し込み式としてみた。この厚板の位置は、カプラー取付ネジを避けて妻板から離して取り付けた。すると、側板が拡がってしまった。仕方なく、車端ギリギリへ寄せた。また車内中央に拡がり止めを追加した。この方法は屋根板では成功した(屋根板の例:ウォルサーズ製ワッフルサイド車MDC製モダン・カブース)。床板はウエイトを載せているので重く、難しい。


台車はアキュレールのアンドリュース。ウエイトは40グラムで、合計はNMRA推奨値の100グラムに合致。

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視覚的に下回りが重厚になって、長い列車でも安心感がある(もちろん自己満足)。ただ、床下面が缶スプレーのマット・ブラック吹き付けだから、ディテールは判別不能。アトラスOが濃いグレー塗装で、brass_solder氏が独自に調色している理由がよく分かる。

ところで、このモデルの大きな不満は円形マークの版ズレ。ちゃんと納まっている風雅松本亭所属車がホント、うらやましい。そこで、Oスケールのマークをコピーしてデカールを作った。

こんなもんでどうだろう。あまりに精細すぎて、他のレタリングとの調和がとれていない。デカールの顛末は次回に‥‥。

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