2020/08/24

カーラインの高級40フィート・ボックスカー

Researching Kar-Line Model Railroad Products Company, a third party manufacturer for HO boxcar models


とれいん誌1980年3月号p94-95 貨車はアサーン14両、MDCラウンドハウス2両、そしてカーラインが42両。

カー・ラインKar-Lineという名を知ったのは20年ほど前。当時、雑誌などの資料からアメリカ型の索引を作っていた。1頁ずつ繰りながらモデルや実車について写真や記述を探した。そんな中で“とれいん”誌1980年3月号の見開き2頁に貨物列車を見つけた。NPのZ8、4-6-6-4(PFM/Tenshodo)が牽引する60両のボックスカーにはそれぞれメーカーとしてA、R、Kとアルファベットが振ってあった。もちろん、“A”はアサーンで、“R”はラウンドハウス(MDC)と容易に推察できた。では“K”はなんだろう? 半数以上の42両も占めていて、これがカーラインだった。【画像はクリックで拡大】

 

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2017/05/01

アサーンRTRの40フィート・ボックスカー(2)

Introducing changes of Athearn Ready-To-Roll boxcar models

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 古いブルーボックスばかりをずっとイジっているのだけれど、このところ発売されるRTR=レディ・ツー・ロール製品があちこち異なることに気が付いた。スライドドアの固定など、いくつかある。で、特価品を注文してみた。【画像はクリックで拡大】

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2017/04/15

アサーンの40'グレイン・ボックスカー

Coupler-cushionizing projects, part 20: Reworking of Athearn 40-foot grain loading boxcars, 1 Roundhouse new model and 4 Blue-Box second-hand models

19世紀後半以降,穀物はボックスカーでバラ積みされるのが常だった.側出入口上部を4分の1ほど開けて内側に仮の木板を釘打ちする手法である.1960年代になるとカバードホッパーが台頭したものの,ピーク時にはボックスカーも運用され続けた.そんな中で1960年代後半,古いボックスカーの更新に合わせて,プラグドア上部にグレイン投入専用のハッチを設ける構造が西部の一部の鉄道で流行った.それがここに紹介するグレインローディング・ボックスカーである.1980年前後にはカバードホッパーが行き渡り,ボックスカーは穀物輸送の役目を終えた.

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 アサーン社は2015年7月にブランドを再編して、"Ready-To-Roll"の一部を"Roundhouse"へ移した。それらはブルーボックスと呼ばれる昔の看板製品だったから、競合していたMDC社のブランドでは違和感を覚えたものだった(高級路線がジェネシスGenesis、普及路線がRTR=Ready-To-Roll、前世紀レベル路線がRoundhouseといったところ。掲示板【画像はクリックで拡大】

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2017/04/11

珠玉のミニ・ハイキューブ・ボックスカー(5)

Coupler-cushionizing projects, part 19: Hydra-Cushion for 40-foot high-cube boxcars, manufactured by Athearn

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 古いMR誌を繰っていたら、ハイドラ・クッションの加工記事を見つけた。垂直シリンダーに意外なものを転用している。こりゃあ面白い。【画像はクリックで拡大】

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2015/11/25

アサーンRTRの40フィート・ボックスカー(1)

Improving  a 40-foot boxcar of the Athearn's Ready-To-Roll brand

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 先日引き受けた山の中に入っていたモデルが、このアサーンRTR完成品。台車にアライド・フルクッションを履いたエクスプレス・ボックスカーというのだから、旅客列車に併結され、なおかつ1940年から1955年までしか適合しない。もちろん、当方の守備範囲を完全に外している。
 まあ、話のネタということで……(上下の写真は改造済)。【画像はクリックで拡大】

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2015/03/11

珠玉のミニ・ハイキューブ・ボックスカー(3)

Coupler-cushionizing projects, part 10: 40-foot High-Cube boxcars, manufactured by Athearn

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 1950年代の末期に始り、1960年代には大きな拡大を見たクッション・カーは、ほとんどが50フィート以上の長さだった。その中で、ごく一部に40フィート車があった。それが車体断面を車両定規プレートF一杯まで広げたハイキューブ・ボックスカー。当工場でも4年前に6両を手掛けていていた。その中で、アサーン製の4両だけはクッション化が未了だった。今回、量産した自作ポケットをこの車両にも取り付けることとした。【画像はクリックで拡大】

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2015/02/28

ハイドラ・クッションはシルエット(1)

Coupler-cushionizing projects, part 1: Hydra-Cushion for Athearn's 40' boxcar

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 ガラクタ一式を引き受けた中に、SPボックスカーが入っていた。サイドの文字は、同鉄道得意の「ハイドラ・クッション」。ただし、ウェザリング済。
 こりゃあ部品取り用かと思案していて、ひらめいた。それらしく仕上げられないだろうか? 簡単に‥‥。【画像はクリックで拡大】

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2015/02/27

アサーン40'ボックスカーの初期製品(3)

Athearn's 40' slide-door boxcars, early-production part 3: An unassembled kit and diplomatics

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 キット状態のままのモデルを頂戴した。伝説のイエローボックス。もう一箱は40フィート・スチール・リーファー。
 AMTK223氏は「1986年頃にロサンゼルスの模型屋。安かった」と言われるが、それは比較の対象による。【画像はクリックで拡大】

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2015/02/24

アサーン40'ボックスカーの初期製品(2)

Athearn's 40' slide-door boxcars, early-production part 2: Kitbashing

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 1957年発売当時の40フィート・ボックスカー6両のうち、4両に手を入れることとした。もちろん、当方の標準工法。今回は、横梁と端部目隠しの食い違いを修正しなければならない。【画像はクリックで拡大】

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2015/02/16

アサーン40'ボックスカーの初期製品(1)

Athearn's 40' slide-door boxcars, early-production part 1: Observation of actual products

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 アサーンの40フィート・ボックスカーといえばロングセラーで、アメリカ型の定番だったから、皆さんの中にもお持ちの方がおられるはず。
 この製品、なんと50年以上も前となる1957年の発売開始。ただ、最初の頃の構造が後年とは異なっていて、かつてはコレクターが血眼になって探していた。

 まあ、ここへきて必要とする連中には行き渡ったということなのだろう。手頃な価格というか、不完全なブツは見向きもされなくなってきた。興味があったので、オークションに入札しておいたら、落ちてしまった。6両が送料込みで50ドルほど。【画像はクリックで拡大】

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